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「女を描くvol.12」展


「女を描く」展は昨日終了しました。

お越しいただいた方々、気にかけていただいた皆様ほんとうにありがとうございました。


手前味噌ですが今回、稀に見る良い展示でした。ギャラリーの空気感をそのままに、ガラスの写り込みや多少のホコリやボケ、歪みもそのままに動画にしてみました^^。


確かに来場者数だけ見ると寂しい結果となりました。が、ある装丁家の方から「確かな手応えが何よりの収穫」と、メールをいただき、心が ぐんと強く弾みました。このような時期でしたが参加して良かった、いろいろ楽しかったです。


展示は「なまもの」だと当たり前のことに気付かされた1週間でした。参加メンバーとは、ほとんど顔を会わせることは無かったのですが、それぞれの作品で空間を共に作ったことが嬉しく、幸せでした。

初めましてのご挨拶もそこそこに、いきなりZOOMで馴れ馴れしく接してしまった参加メンバーの栗山さんと砂川さん、何度かお会いしたことがあるからって友達気取りで接した柴田さん、お許し下さい。グループ展では3度目のご一緒になる頼りになる田辺さん、そして様々な新たな試みでフォローしてくださりながらも、いつもと同じ暖かさで笑わせてくださったギャラリーオーナーさん、プロフェッショナルなスタッフの皆様、愛らしい作品集の制作にお力をいただいたデザイナーの野口さんにも、心からの感謝を込めて!


以下、展覧会に寄せたコメントより


コロナ禍の生活で、野外で過ごす時間が多くなりました。土の上にしゃがんでいると、不思議と落ち着き、気持ちが和らぎました。

雑草を観察したり、名前を確かめたり、読んでみたかった植物や庭が登場する本も読みました。また、子どものころを思い出したり、実在しないお婆ちゃんに会いに行く想像を楽しみました。ちょうど、発芽や芽吹きの季節とも重なり、母という存在や、娘という存在も重ねて描くことになりました。


多様草の庭


どこに根を張り、どこから茎を伸ばしているのか。

木に花が咲いていると思いきや、ちゃっかり木に巻きつくツル草の花だったり。そんな、混沌とした、けれども絶妙なハーモニーで、そうなっちゃった めんどくさい場所が大好きです。


センス・オブ・ワンダーかもしれない


子どもの頃、おじいちゃんの庭で、よく穴を掘って遊んだ。

ある時は一人で、兄弟と、友達を誘って。水を入れて池にしたり、池に島を作って蟻を飼おうとしたり、池に雑草を植えて水田風にしたり、草をふんわり乗せて落とし穴風にしたり。さんざん掘って、埋め戻しもせずにそのままにして帰った。けれど一度もおじいちゃんに穴のことで怒られた事はなかった。いつの間にか掘った場所は平らに戻っていた。


おばあちゃんに会いに


ただ ただ、おばあちゃんが描きたくて、描きました。
















物語の庭


愛読書はバーネットの「秘密の花園」です、って言ってみたくて少し前から読みはじめた。

児童文学に縁もゆかりもない子供時代を過ごしたので、正直、挫折を味わうだけかも、と思いながら逃げ腰で読みはじめた。面白い。まだ、最初しか読めていないけれど、とっても面白い。まだ、最初しか読めていないけど、自分に伸びしろを感じて、嬉しい。









植物観察部

娘が通う中学に去年まで「植物観察部」があったらしい。

「えー、なんで廃部になったったのー、お母さん入りたかったー」

母に入部資格なんてないのに、文句 言ってみる。

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